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たじそうろん

ある救急外来での出来事。

夜間に右季肋部~側腹部痛を主訴に来院された中年の女性。
バイタル安定。
嘔吐・下痢等の消化器症状はなく、
診察でも痛みの部位に軽度の圧痛あるのみ。
採血上は炎症反応なし。
尿白血球・潜血陰性。
念のため、腹部X線を撮るも所見なし。
そして、
消化器内科ローテで学んだエコーの腕の見せ所だ!と思い、腹部エコー。
胆嚢壁肥厚・腫大、総胆管拡張、水腎症のないことを確認。
膵臓にも明らかな腫瘍・主膵管の拡張はなし。(と思う…)
腹部大動脈径も正常範囲。

ここまでやって、上級医に相談の上、こう説明。

「当直帯でできる検査をしましたが、現在緊急的な病態ではありません。
今は炎症反応もあがっていませんし、水分・食事取れるようですので、
今日は胃薬を処方しますので、自宅で様子をみられて、
また症状が増悪するようであればいつでも来院して下さい。
痛みの原因ははっきりしませんが、
軽いウイルス性の胃腸炎等があるのかもしれません。
もし症状続くようでしたら、夜間は専門医がいないので、
申し訳ありませんが、日中に専門外来を受診して下さい。」

すると、

「先生は専門は?癌じゃないんでしょ?
私は癌かどうか心配して来たの。
今専門医がいないんだったら、入院させて調べてちょうだい。」

現在入院の適応ではない旨を伝えるも、納得してもらえず。

結局はお帰りいただいたが、なんとも後味の悪いものだった。


<反省点>
はじめに患者さんの真の来院理由をつっこんで聞かなかったこと。
学生時代にはOSCEで「真の来院理由は重要!」と習ったのに…
いざ現場に出ると忘れてしまうことって多いのです。

<最近思うこと>
1)専門性を要求される場面が増えている?
上記はあくまでも一つの例ですが、
厚労省はスーパーローテで広く診れる医者を育てようとしても、
患者側は専門性を求める傾向にあるみたいです。
要は、「深く広く診れる医者」になれってか?
そんなの限界があります。
「いろいろ診てくれてありがとう」は昔の話。
ちょっと医療の事情がわかってきたからこそ、
また医療訴訟が現実に近くで起こっていることを考えると、
救急外来が恐くてたまりません。

2)病院のコンビニ化には限界がある。
つまり、24時間体制で専門医に診てもらえるように、
患者は期待しているように思います。(都心だから?)
でも、自分も実際医療職じゃなかったら、
当直の医者が翌日も普通に出勤していることも、
土日祝無給で働いていることも、
医者の数が足りないこともわからなかったと思います。
コンビニが24時間空いてる時代に、医療も24時間受けれて然り。
そう思うと思います。
最近の医療ネタの報道といえば、医療ミスの結果ばかり。
なぜ、マスコミは問題の根本を報道しないのか?
そして、厚生労働省は何の手も打たないのか。
このままだと、医師ばかりか、常に重大ミスと隣り合わせの看護師も、
みんな潰れてしまって、日本の医療はだめになる。
そう危惧してやみません…

医療者が安心して健全に働ける環境を、
そして万人が安全に医療が受けられる環境を、
診療科、病院、世論がみんなで作っていってほしいと切に願います。
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# by satatsu_genuine | 2005-11-06 01:37

はっ!

全然更新しないうちに、世間は11月に突入してました(^^;

グアムが楽しすぎた分、帰ってきてからが辛かった~!


さて、
神経内科。

神経内科は急性期あり、慢性期あり、寝たきりの管理あり、
非常に幅が広い分野だと思います。
特に変性疾患の慢性期の方はゴール設定が難しいですね。
医学的治癒のみではなく、その患者さんの今後の生活の質にあわせて、
退院(在宅)もしくは療養病院への転院をエスコートするわけです。

一方で脳梗塞、脳炎、多発性硬化症の治療といった専門性を要求されれば、
一方で慢性期の栄養管理、リハビリ等の知識に精通していなければならず、
幅広い知識が求められる領域だなぁと思います。

巷では「1リットルの涙」というドラマが流行ってますよね。
脊髄小脳変性症(SCD)という病気について、また神経内科について、
脚光が浴びてる時期にこの科をローテートできたのは幸せなことです。

でも、15歳発症のSCDって、

相当、まれです。

医学生の方、試験では注意して下さいね。
(間違わないと思うけど)

あと、全然関係ないけど、
イヤーノートの「日常診療memo」や「TOPICS」の項目は、
臨床やる上で、かなり重要な情報が載ってますよ。
国試終わってからも捨てずにとっておくと、
思わぬところで診療の一助になってくれます。


では、明日もがんばろっと。
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# by satatsu_genuine | 2005-11-02 01:15

アメとムチ

突然ですが、

明日から、

グアムに行って来ま~す(^0^)/~♪


2泊3日で。

別に、あまりの辛さに病院から脱走するのでは無く、
その名も、「レジデント旅行」といって、
1、2年目の前期レジデントみんなで海外旅行に行くという企画なのです。
当院では伝統的に行われているそうだ。

今年はグアム。

アメとムチとはよく言うけど、まさにアメですね。

2日間は病院のことは一切忘れて、

思いっきり思いっきり思いっっっっきり 楽しんできまーす。


常夏ビーチよ待ってろよ~!
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# by satatsu_genuine | 2005-10-07 23:49

期待と不安

明日からまた病棟医生活がはじまります。

期待3 不安7

といった心境です。

今度新たに自分が担当させてもらう患者さんは、
NSステーションの近くの重症な方が多いけど、
患者さんに少しでも安楽に生活してもらえるように、
また多くのことを勉強させてもらおうと思っています。

ふぅ…。
腱反射どころの騒ぎではない…。


あ~今日はなんだか嵐の前の静けさって感じか。
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# by satatsu_genuine | 2005-10-03 01:05

総括

今週末で「麻酔・救急」終了です。

ということで、総括。


まずは麻酔から。

振り返ってみると、
挿管70例(ラリマ含む)、脊椎麻酔5例、硬膜外麻酔7例。

暇だの何だのいろいろ思ったけど、
それなりに手技は経験させてもらえたし、
挿管はよほどの難例(acromegaly等)を除けば一発で入るようになったし、 
色んな科のOpeに入れて、色んなOpeを見学できて楽しかったし、
そして何より、整形、脳外、耳鼻科、眼科、泌尿器科、皮膚・形成科といった
初期研修ではローテートしない、がしかしcommonな疾患について
術中管理を通して勉強できたというのは大きな収穫。

実はとても充実した研修だったのかもしれないと思う。

麻酔は全身管理とはよく言うけど、
呼吸・循環・体温・尿・意識といったまさに「Vital Sign」を管理することが、
麻酔科に求められる管理ということなんだなぁと、
改めて麻酔科研修の重要さに気づきました。

なぜ当院の麻酔科研修が暇と感じたかというと、
1)夜間の緊急Opeに呼ばれない
 …夜間の緊急Opeは麻酔科当直の先生が麻酔をかけるので

2)難しいOpeは担当しない
 …循環動態が激変する心臓外科や、片肺換気の呼吸器外科は経験できず

3)ICUは担当外科医が診る
 …当麻酔科はICUにはノータッチ

4)麻酔科スタッフと違って、研修医には外来(ペインクリニック)が無い

以上4点からかなぁ。

でも、自分の時間が沢山あった分、
同じクールで回った同期と沢山遊べたのでとても満足です。

あと、身をもってわかったことが、
「時間の余裕のあるときに勉強しよう!」
は、自分には無理でした。
時間に余裕があるときほど、だらけます。
実際、麻酔科ローテ中読んだ参考書のページは消化器ローテ中の半分くらいか…。

あと、幸いなことに、
歯損傷や後遺症等の事故もなかったのはよかった!(まだ4日あるけど…)

まあ、そんな感じでした。



次に救急。

前にも書いたけど、当院には「救急治療部」が無いので、

救急の研修 = 救急外来の当直が多めに組み込まれる

ということで、救急の研修となっているわけです。

色々な症例を診させてもらって、
初期にすべきこと、オーダーすべき検査、上級医にコンサルトすべき情報、
がなんとなく身についてきて、
外来もなんとかこなせる(つもり?)ようになりました。
もちろん、専門外来じゃないので、
結局は入院していただくか、帰宅するにしても、
「症状が改善しないようなら、平日に○○科を受診して下さい」
という形で締めくくるしかないのですが…。

一例だけ。

70代 女性 間質性肺炎で当院follow中の患者さん。
これまでに呼吸困難にて何度も入退院を繰り返していた。
ある日の夜、自宅にて突然呼吸困難出現し家族が119番通報。
救急隊到着時SpO2が60%であった。
救急車にて他院の救急センターへ搬送。
SaO2が30torrで挿管されるも、
当院follow中の患者さんということで当院搬送。
到着時 血圧100/60 脈拍120 JCS200(挿管時セデーションあり)
心電図「モニター」装着するも異常なし。
バイタル安定を確認してXpを撮るも、
肺野は前回退院時のときと比べて著変無し。
呼吸不全の原因としては合わないと考えつつも、
採血、血ガスと呼吸不全に対する初期治療
(サーボ設定、ステロイド、抗生剤、輸液)を開始。
しばらくすると血圧が60台に低下したため、ドパミン持続点滴開始。
状態安定した段階で翌日朝になっていたので次の当直へ引継ぎ。

次の日、あの人どうなったかなーとその当直の同期に尋ねると、

心電図12誘導でSTchangeあり CKも高値→ AMI! 循環器へ

とのことでした。

その方、現在は抜管されて元気でおられます。

呼吸不全で入退院を繰り返しているからといって、
呼吸不全の原因が必ずしもいつも同じとは限らない。
また、
ECGモニターだけではAMIは否定できない。
ということを学びました。




10月からは神経内科です。
1)最もcommonな脳梗塞の初期対応を習得すること。
2)神経学的所見を取れるようになること。
以上を目標に頑張ります。

なんか今日の日記はごちゃごちゃ書きすぎたか…。




最後まで読んでくれた方、お疲れ様でしたm(_ _)m
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# by satatsu_genuine | 2005-09-27 00:25

3年目

同期と話しました。


「3年目どうする?」


今月末に、うちの病院では3年目の後期研修医の選抜試験があるのです。
だから、レジデント同士ではこのテの話題でもちきり。

3年目なんて随分先のことのよう思っていたけど、
実際、今度の10月でもう医者になって半年がたつわけだし、
あっという間に決断の日が迫るんだろうな。

少し前までは、無条件で北海道に帰る気満々だったけど、
ここへきて少し迷いが出てきてしまった…。
もちろん、まだ先のことだし、
志望科も全て回っていない状態では判断できかねるけど。


俺は優柔不断、欲張りだから、あれこれ考えてしまう。

「北海道が好きだ」

「将来北海道で医者やるなら大学に帰らないとやっていけないんじゃないか」

「でも自分のやりたいことは本当は何なのか」

「人生、何を大事にしていきたいのか」


結局、マッチングのときのように悩みに悩むことになるんだろうな。


しかし、今は与えられた場所で、やるべきことをやるのみ。
日々の臨床から少しでも多くのことを学ぼうという姿勢で、
明日からも研修を頑張ろうと思います。

今日はそんな感じで、もやもやしたまま日記終了。



すっきり眠れないぜよ(ToT)
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# by satatsu_genuine | 2005-09-21 00:44

25歳

本日をもって25歳です。
四捨五入したらもう30か…。

人生あっというまじゃのう。


さて、今日は仕事もはやく終わったので同期と寿司食いに行ってくるのだ。
東京の寿司はいかに!
…ってやっぱりナマモノは北海道だよなぁ。

それにしても、

麻酔科。

暇だなぁ…。(しみじみ)
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# by satatsu_genuine | 2005-09-13 18:43

ボケボケ

今週は休み明けということで、ボケボケでした。
仕事もダメダメでした。

月曜日とか、

麻酔科なのに、

筋肉痛…( ̄□ ̄;) 何故?


というわけで、北海道では思う存分豪遊してきたわけです。
都合が合わなくて、会いたい方みんなに会えたわけではなかったけど、
ひさしぶりの地元を満喫できました。
平日にもかかわらず、遊んでくれた同期に感謝!!

そして少しずつ、またこちらのペースに慣らしていきたいと思います。
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# by satatsu_genuine | 2005-09-04 02:47

あしたから

夏休み!

「おぉ~い、おぉ~い、北海道♪」←今の気分

1週間、北海道に帰省しますo(^-^)o

日高の合宿にも顔出す予定です。
飛行機→JRの乗り継ぎが上手くいけば、後輩の演奏会も聴けるんだけど。
果たしてどうなることやら…。
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# by satatsu_genuine | 2005-08-19 22:08

当直中(外科)

8月から麻酔科ローテ中です。
んで、今は外科当直中です。

当院では麻酔科ローテ中は内科も外科も当直に当たるのです。
外科当直なんて、わかんないことだらけだよ~(T-T)
いいのです。わからないことは聞けば良いのです。←開き直り
しかし、今日の当直は静かな予感!
救急外来の患者さんもいなくなったし、病棟の仕事も終わってひと休み♪


さてさて、麻酔科。
楽ちんと聞いてはいたが「意外と」忙しい。
昨日はOpe時間9時間(麻酔時間10時間)の症例が当たったし、
今日はラパ胆3件の予定が、うち2件開腹に…。
運が良いのか悪いのか、最後の方までOpe室にいるような気がする。
しかしそれでも、夜呼ばれることがほとんど無いので、
仕事が終わった後はすっきりして休めます。
精神的に非常に楽です。

そして、嬉しい事に今日は挿管初成功でした!
しかも3/3成功!
ポイントはいかに視野を確保するかみたいですね。
あとは、やはり「入りにくい人」は麻酔科専任の先生でも難しいみたい。。

さて、そんなこんなで、病棟から呼ばれてしまいました。
では、また書きます。
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# by satatsu_genuine | 2005-08-03 21:57